不動産投資において中古マンションを調べていると、「リノベーションとリフォーム」について知りたくなる時期がやってきます。
この記事を読んでいるという事はその時期である為、その違いをしっかり頭に叩き込んでおきましょう。それぞれの意味を理解すれば、これまでの悩みもスッキリするはずです。
特に不動産投資をこれからはじめる方であれば、購入した自分の物件を修繕する機会がなからず訪れます。
その際に、業者との打ち合わせなどで「知ったか」をして恥をかかない為にも、知っておいて損はない事だと思います。これも何かの縁なので、読み終わるまでの短い時間、最後までお付き合いください。
中古マンションの投資で成功している人たちのおすすめブログ「不動産投資の初心者、サラリーマンにおすすめするブログ7選」なども更新しているので是非ご覧ください。
1.国土交通省「リノベーション・リフォーム」の定義
あまり意味合いが統一しない「リノベーションとリフォーム」ですが、その理由はネット上や雑誌などでの使われ方が原因ではないでしょうか。
言葉を作った人が誰だか知りませんが、日本国内においての意味は建設省(現:国土交通省)がしっかり定義しているようなので、以下で紹介しておきます。
それぞれの定義
- リノベーション=新築時の目論みとは違う次元に改修する
- リフォーム=新築時の目論みに近づく様に復元する
「新築時の目論み」
国土交通省の定義ではどう変化させるか?が鍵となるようです。しかし「違う次元」と「近づく様」と判別は、人によって価値観が違ってくるような気もします。だからなかなか解決しない課題なのかもしれません。
2.リノベーションの論説をまとめてみた
あなたが「リノベーションとリフォームの違い」について迷子になっているのは、サイト毎に論じられている表現が違っているからでしょう。代表的なサイトで論じられている意味をピックアップして、その全てを統括してみました。
参考にさせてもらったサイト
▼リフォームのオクタ
まずは「リノベーションとは」と検索して上位に表示されていた「リフォームのオクタ」ではどのように表現しているのか、記載のまま引用させてもらいます。
「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。
▼ALL About
インターネットを利用している人なら一度は閲覧した事がある「オールアバウト」です。いろいろな専門家の方が記事を書いていますが、その中でも最上位に君臨している人の表現です。
リノベーションとは、ただ単に中古住宅を改装する行為ではありません。これまでに建てられたストックを活かしながら、場所・お金・インテリア等を上手に組み立て、自分だけの「理想」の生活をつくり上げる行為なのです。
▼デジタル大辞泉
あまり認知度がないかもしれませんが、小学館が発売しているデジタル辞典です。書籍だと更新が出来ませんが、デジタル化した事でコトバの最新情報が確認できる国語辞典です。
近年では、建築物の改造についていうことが多い。特に、古い部分の補修や内外装の変更程度にとどまるリフォームに対し、増築・改築や建物の用途変更など、資産価値を高めるための大規模な改造をさす。
▼ウィキペディア
説明は必要ないですね。「~とは」で検索すると必ず検索されるサイトです。
リノベーション(renovation)とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。
リノベーションのまとめ
3つのサイトともリノベーションについては多く方から指示され、意味をハッキリさせる為には適任のサイトたちだと思います。
それでは私なりにまとめてみます。
- 大規模な改修工事
- 価値を高める
- 新築よりも性能を向上
上記の表現がよく使われているので、それらを組み合わせ、サイトの表現を参考にしてまとめました。
リノベーションとは、中古住宅を新築時の状態よりも性能を向上させ、資産価値を高めるために大規模な改修工事を行うこと
同じような論説となってしましましたが、専門家や辞書を作成するプロたちの言葉・表現を結集したので、おそらく上記の意味で間違いないでしょう。
「リノベーション」の意味を語るだけで、こんなにも時間を取らせてしまいましたが、決して無駄な時間ではなかったと・・と思っていただければ幸いです。
リフォームについて
今回は「リノベーション」の説明で終了しますが、リフォームについては皆さんのこれまでの認識で間違っていないと思います。
リフォーム:作り直すこと
したがってリノベーションも「リフォーム」の一種と考えてよいのではないでしょうか?リノベーションだって作り直すことに違いはありませんから。
3.まとめ:リノベーションとは
今後の投資活動をしていくのであれば、基本的な専門用語の意味ぐらいは知っておいて損はありません。不動産会社に足元を見られない為にも、同じ土俵に立つ事は交渉するうえで必要な事です。
リノベーションの知識が全くない人が、不動産投資で大失敗した実例を紹介してます。「中古マンションをリノベーションして失敗してしまった実例」時間があれば一緒に読んでみてください。
言葉の意味が曖昧なものがあれば、今後も暇を見つけながら更新していこうと思います。もちろん、当サイトの本題である不動産投資に関しても、短いスパンで更新していくので、懲りずにまた訪問してください!