不動産投資に興味がある人であれば「J-REIT」という投資を一度は聞いた事があるはずです。どのような投資なのか知らない方からすれば、何となく難しそうだから・・とは思っていませんか?
実際はそんなことはなく、自分で投資用の不動産を見つけて運用していく方が明らかに難しいです。また、知識のない初心者の方であれば、資金的にも手軽に始めやすいのが大きなメリットとしてあります。
はじめる気がなくてもJ-REITについて知っておくだけで、今後の投資活動においてきっと役立つ事があるはずです。3分程度で理解できる内容となっていますので、この機会にぜひ学んでおきましょう。
1.J-REITの意味
まずはなぜJ-REITと呼ばれているのか説明しますが、「J」はJAPANの頭文字であり、「REIT」はReal Estate Investment Trust(不動産投資信託)の頭文字をとってリートと呼ばれています。
ただ、投資信託ってよく聞くけど、そもそもその意味があまり分からない方の為に説明しておきます。
投資信託とは、 たくさんの投資家からお金を集めて、投資の専門家が運用を行うことです。そこで得られた利益は投資の割合によって配分されます。
要は収益が見込めるものに対して、みんなでお金を出しあって儲ける仕組みです。
日本ではじまった時期
J-REITは2001年にスタートした投資方法で、2つの銘柄から始まりました。当時はオフィスビルが中心となっていましたが、現在ではショッピングセンターなどの商業施設から住居に至るまで、対象となる不動産は多様化しています。
2.J-REITの仕組み
複数の投資家のお金で成り立っているJ-REITですが、言葉だけで説明しても分かり難いと思うので、簡単な仕組みを図にして紹介します。
投資の流れ
上記図のような流れで運用していくことになります。投資家が行うことは銘柄を選択して、資金を投資するだけなので誰にでも簡単にはじめることができます。
- 銘柄を選んで投資する
- 投資法人によって運用
- 運用によって収益を出す
- 収益から分配金が払われる
シンプルに説明するとこのような流れで運用が行われます。
3.J-REITは初心者に向いてるの?
ここまでの説明で「自分にでも出来るかも!」と感じた方が多いのではないでしょうか。実際、私のところへ相談に来られる方で、J-REITをしている方の割合は高く、その方の多くは投資をはじめたばかりの初心者です。
相談者からのことば
これまでJ-REITをはじめた方からたくさんのメッセージを頂いていますが、その一部を紹介させてもらいます。一部、文章に手を加えています。
いつもいろいろと相談に乗ってもらいありがとうございます。不動産は投資する金額が大きいため、なかなか一歩踏み出すことができずにいました。
しかし、リートの良い点、悪い点など意外と簡単に理解ができ、投資金額も少なくて良い事から、はじめての投資がようやくスタートしました。まだ銘柄の選び方などいろいろと課題はありますが、これからもアドバイスよろしくお願いします。
横浜市:Mさん(37歳、男性)
やっとJ-REITをはじめる準備が整いました!予想以上に簡単だったので、なんとか一人で進めることができました(笑)
現在運用中のアパートの空室率がちょっと高くなってきたので、そちらの対応もしなくてはいけなくてちょっと大変です。J-REITの方で安定した収益を得られるようなら、アパートの売却も視野に入れておきます。
その際は、またお打ち合わせよろしくお願い致します。
柏市:Aさん(42歳、男性)
J-REITを最近知って投資を始めた方のことばを紹介しましたが、数時間程度の説明をしただけで大体理解できたようです。2人とも既に開始してしており、日々変動を見ながら勉強しているそうです。
正直、Mさんに関しては知識がほぼなく、あまりの初心者で伝わるか少し不安でしたが、最終的には全く問題なく始められています。
J-REITは誰にでもはじめられる簡単な投資です
「少ない金額から不動産投資をしてみたい」と思っているなら是非おすすめです。
4.まとめ
J-REITについて説明しましたが理解できたでしょうか?実際にはじめてみると知らない専門用語が出てくる事もありますが、J-REITは基本的に知らなくても問題はありません。運用は投資のプロが行うので、あなたはたくさんの銘柄を確認するようにして、どういった動きをしているのか覚えておくといいでしょう。
「ちょっと興味湧いてきた」と感じたのであれば、次はJ-REITのはじめかたを説明していきます。以下の記事へお進みください。
堅実な資産形成を今のうちから行い、将来お金のことへの悩みを無くしていきましょう。