投資マンションを販売する「営業の実態」を知っていますか?

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投資マンションなどを販売している業者が、想像以上に悪質で違法性のある販売手法だということをご存知でしょうか?知らずに足を踏み込むと後々、後悔する事になってしまいます。

前回の記事「投資マンションの悪質な勧誘から100%身を守る方法」では、法改正などについて紹介しているので、先に読まれることをおすすめします。

今回は「営業の実態」をお伝えしますが、賃貸などより利益が上げやすい投資マンションの販売では、悪質な手法を使ってでも契約をさせる営業マンが存在します。

なぜそのような営業スタイルになってしまうのか?現実に起こっている事実を紹介していきます。

1.悪質な営業がなくならない理由

テレビやネットなどのニュースで、悪質な業者の販売手口が度々紹介されていますが、法規制などを行ってもなぜなくなる事がないのでしょうか。根本的な理由を考えた事はありますか?

投資マンションを売れば儲かる

会社の存続に関わる「営業停止」になってまで、悪質な営業を続ける理由は「儲かる」からです。特に投資マンションの販売は賃貸などと比較すると、物件の価格にもよりますが、月にひとつでも契約をとれば十分な利益を確保できます。

会社という組織で動いているので、当然利益を上げていくのは当たり前です。しかし、多くのケースは儲けた時期に標準が合わせられている為、景気に関係なく社員はノルマを課せられます。

また、社員も売れば売るほどたくさんの給料をもらえ、生活水準を落とせなくなっていき、悪質な手法を使ってでも契約をとらないといけない状況になってしまいます。

売上のノルマ、生活水準の維持などの理由

その流れを会社の代表者、マネージャーが作り上げ、今の時代に適さない「超縦社会」となっているのです。

大手のような信用がない

テレビCMで見かけるような大手不動産は、普段から消費者の目に留まり信用があるので、強引な営業をしなくてもある程度販売できてしまいます。これは限りない資金が用意できる特権でもあり、中小の不動産会社には到底真似する事はできません。

知名度がない状態からの営業となると、大手と同じ営業手法で行っていてもほとんど販売する事はできません。では、どうすれば売ることができるのか?

それは、多少強引にでも売らなくてはいけなくなります。

こうした悪循環で「悪質な営業」が後を絶たないのです。今に始まったことではありませんが、社会の仕組みが劇的に変わる以外、無くなることはないと思います。

2.悪質な勧誘のやり口

悪質な勧誘と聞くと、電話や訪問で威圧してくるイメージを持たれると思いますが、実際に起こっている勧誘を知ってもらおうと思います。中には精神的に参ってしまう方や、買いたくもない物件を購入する人まで様々です。

投資マンションの悪質な勧誘の被害

理由なく逆ギレされる営業

出典:新横浜勧誘電話博物館

20時ごろに1回目の電話が鳴り、お話を聞いたところ不動産投資をセールスでした。用事があったの丁重に断りして切ったのですが、その後20回ぐらい立て続けに掛かってきました。

途中から電話を録音していたのでその旨を伝えると、逆に「脅迫するんですか?」と言われる始末。電話を終わらせたい一心で、失礼な電話対応があったことをお詫びし、契約やアポイントの意思はないと伝えますが、なかなか電話を切ってくれません。

こちらから何度か電話を切りましたがしつこくかけ直してきます。そのやり取りの中で恐怖を感じる事が多々あり、

自宅まで訪問するから」と。

録音の旨を伝えたことで直接法律に触れるような発言はありませんでしたが、「訪問する」というのはしつこく言ってきます。そういったやり取りを散々つづけ、ようやく終息となる言葉を相手が言ってきました。

「今後、同様の電話がかかってきて、興味がないのだったらガチャ切りしてください」

相手がここまで執着してきた理由は、途中で電話を切った事が気に食わなかったようです。今後、このような電話が鳴らないかと不安も残り、睡眠に障害が出てしまいそうです。

「無理してでも冷静に」

上記の業者は悪徳業者の代表的な例ですが、ギリギリ法律に触れない程度に威圧してきます。向こうから掛けてきてこちらが下手に出るのは嫌でしょうが、冷静に対応しましょう。

こちらは相手の詳細を知らず相手は知っている状況なので、虫の居所が悪いといくらでも嫌がらせしてくる可能性があります。

弱みにつけ込んだ営業

体験者:米田さん

OLをしている単身の女性の元に1本の電話が鳴りました。いつも通り「米田です」と出ると投資マンションの営業電話でした。

普段から同じような電話がよくなるので、いつもどおり「間に合ってます」と伝え切ろうとしましたが、なかなか切らせてもらえません。元々、強い言葉で断るのが苦手な方で、結局20分ぐらい話し続けることに。

資料を見て頂くだけで結構なので!

この言葉を10回以上も言われ、キリがないと思い自宅へのアポイントを承諾する事にしました。後日、なぜか上司と2人で訪問してきて苦悩の日々が始まる事に。

立ち話じゃ資料が広げられないという理由で、自宅に上がらせてほしいと言われしょうがなく入ってもらいました。不動産投資にまったく興味がなかったので、ずっと断りますが、一切聞く耳をもってもらえません。外出する用事もあったので返って欲しい旨を伝えると、次のアポイントを貰えればと。

後日、また同じ提案を永遠とされ、その度に断る繰り返し。

その後も訪問してきて提案されるのが約1ヵ月ぐらい続き、あまりにも苦痛だったため、2,000万円のマンションを契約してしまいました。

ちなみにそのマンションの運用は失敗し売却済です。

「優柔不断は命取り」

決して悪質な人ではなかったようですが、米田さんの弱みにつけ込んだ押し売りです。

そもそもアポイントの承諾が元凶ですが、自宅に上がらせるのは以ての外です。特に一人暮らしの女性は狙われやすく、そういったリストが業者間で出回っています。

まとめ

自分もその業界にいたのであまり悪くは言いたくないですが、正直、不動産投資の営業スタイルにはあまり共感できません。もちろん真面目に行っている業者の方が多いですが、一部の悪徳業者によってその信頼は崩壊しているといっても過言ではありません。

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これに尽きます。ただ、これが一番難しい事なんですよね・・。

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